前回は、私がiPhoneアプリ開発者への道を歩み始めるきっかけを書いた。今回は、Macの標準開発環境であるCocoaについて学ぶために、最初に読んだ入門書を紹介したい。
この「CocoaではじめようMac/iPhoneプログラミング入門」は、Mac Fan誌2009年6月号の新刊紹介記事で知って、ネット通販で購入しておいた入門書である。iPhoneアプリの開発に携わるには、まず入門書が必要だと考えて取り寄せておいたのだが、苦手意識が先行してしまい、どうしても本を開く気分になれないまま、積読していたのだ。それが、ようやく日の目を見ることになった。
ろくに専門用語も知らないまま、とにかく最初から最後まで通して読むことにし、例題のプログラムも一つひとつ手入力しては、実行結果を確認していった。世の中には、いきなりiPhone SDKで実用性の高いiPhoneアプリ開発の具体例を学べる入門書もあるのだが、私はあえて遠回りすることにした。それは、私が大学生のときに図学を講義してくれた非常勤講師の言葉が、今も耳に残っていたからだ。
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